BMAL1というたんぱく質が肥満の原因だった?

BMAL1というたんぱく質の遺伝子が深くかかわっています。

BMAL1は夕方の6時頃から活発になり始め夜の10時に最も活性化します。

なので飲んだ後のシメのラーメンというのは食べた分の大部分が脂肪として蓄積されてしまう最悪の行為なのです。

このBMAL1遺伝子は日中の時間帯に向かって活動が低下していきます。

なぜ夜にBMAL1が活発に働くのかというとこれは我々人類は飢餓との闘いの歴史だった名残によるものです。

むかしは食べ物がとても少なく現代のようにお腹いっぱい食事を食べられるということはほとんどありませんでした。

なので夜のうちに翌日に活動するためのエネルギーを蓄える機能が発達してその結果としてBMAL1のような遺伝子が生まれたと考えられています。

BMAL1は脂肪の合成を活発に促すので夜に食べると太ると言われるのはこのためです。

現代では飽食の時代と呼ばれ食事をお腹いっぱい食べられることが当たり前になっています。

美味しい食事も色々な種類がるので食べ過ぎてしまうのはいわば仕方の無いことなのかもしれません。

しかし夜にラーメンやお菓子の食べ過ぎで肥満になってしまうと糖代謝異常など健康的に様々な悪影響が出てきます。

その大きな要因として脂肪細胞から出る悪玉ホルモンの量が増加することが挙げられます。

この悪玉ホルモンは血管を傷つけ血糖値を悪化させることで血管にダメージを蓄積させていきます。

動脈硬化が進行して血管が硬く収縮していくので血流が悪くなり血圧が高くなります。

すると将来的に心血管のイベントリスクが高まり心筋梗塞や脳梗塞で突然死してしまう危険性があります。

またインスリンが正常に働かないので糖尿病にもかかりやすくなります。

糖尿病はもちろん血糖値が高い事それ自体も問題ですが、もっと心配しないといけないのは網膜症や腎症などの合併症のリスクです。

網膜症になってしまうと失明のリスクがありますし、腎症が悪化してしまうと透析治療が必要になり経済的にも精神的にもかなりの負担になることは間違いありません。

仕事もそれまで通り正社員としてフルタイムで働くのはとても難しく収入が下がり治療費も満足に支払えないといった状況になりやすいです。

そこまで悪化する前にお腹周りの内臓脂肪が目に見えて増えたり体重が増加してきた場合には早めの生活習慣の改善が大切です。